12月24日のアメリカ市場がまたも下落です。ダウが653.17ドル安で21,792.20、S&P500が65.62ポイント安で2351.10となっています。
25日の日本市場も09時50分現在で789円安の19.374円と久しぶりに20,000円を割り込んでいます。
ウェルスナビに追加投資
S&P500のRSIは24日の終値ベースで19.208でした。マイルールで「S&P500のRSIが25を割ったときはウェルスナビに30,000円追加投資する」と決めていますので、さっそく入金処理しました。
S&P500のRSIが25はともかく20を割るというのはなかなかない状況ですので、短期的には底が近いとは思いますが、反対にここまで大きく落ち込むと「さらに何か隠れた悪い材料があるのではないか」と勘繰ってしまいます。
短期的な売り買いをしている人、特にレバレッジを効かせて大きく売買している人は眠れない日が続いているのではないでしょうか。
その点、私は単純に「アメリカ株は長期的には右肩上がりする」という前提で、余裕資金を投資しているだけですから、こういう暴落時は買い増しをするチャンスくらいに思っていますから気楽なものです。
ウェルスナビは初期投資額は100,000円以上、追加投資は30,000円以上となっています。口座をこれから開設して始める方は、最初の100,000円をこの暴落した後の価格で始められるのですからうらやましい限りです。
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年末年始の持ち越しはとてもハイリスク
こんな相場が不安定な状況の中、日本株式市場は12月29日から1月3日まで6日間も休みになってしまいます。
このところの市場のボラブリティはとても上がっていて2%以上動く日も珍しくありません。少なめに見積もって1%としても6日で6%の上下があっても不思議ではありません。
こんな状況で短期的なポジションを抱えておくのは非常に危険なわけで、特にレバレッジを効かせて信用取引や先物取引をしている人は要注意です。
それでも、どうしても買いポジションを持ち越したい人は、一部でも良いのでヘッジとしてプットオプションを買っておくべきかと思います。
そう考えると今週の株式市場はかなりの「ポジション解消売り」が出ても不思議ではないわけで19,000円割れどころか18,000円割れもあっても不思議ではありません。
それにしてもいくら年末年始だからといっても1週間近く金融市場を閉めるというのはとても先進国とは思えません。
これをまたGW中もやろうとしているわけですから、これは故意に「日本の金融市場を潰そう」としていると思われても仕方ないでしょう。
これでは海外の投資家たちからそっぽを向かれますし、この時代では国内の投資家にも呆れられてしまうのも間違いなしです。
どうも日本の政治家や官僚たちは「株価の下落」を最大のリスクと思っている節があります。これでは実際に売り買いしていないことは明白です。
実際の一番のリスクは「売り買いができないこと」、難しく書くと「流動性が確保できないこと」です。
相場は上がったり下がったりするものですので、値段の上下については市場参加者は別に何とも思いません。しかし市場が開かれずに「売り買いができない」ととても困ります。なにせ損失がいくら膨らむかわからないのですから。
異常な水準まで買われている日本株は要注意
さてこの下落相場はいつまで続くかはわかりませんが、ひとつだけ確実に言えることは「日本株のダメージはアメリカ株のダメージよりも大きくなる」ということです。
日経平均株価はここ数年の日銀や年金の恣意的な買いによって、不当なまでに価格を吊り上げられています。
2005年当時日経平均18,000円の時にTOPIXも1,800位でした。ところが今は日経平均が20,000円程度なのに対してTOPIXは1,400台と明らかにおかしい数値になっています。
これは日銀や年金が日経平均に採用されている銘柄だけに買いをいれているからで、実態はTOPIXの方かと思われます。
バブル崩壊後の相場ではだいたい上が22,000円位で下が14,500円位でした。今回の下落で、日本の株価はアメリカが盛り返してもその水準まで下げる可能性がないわけではないと思っています。
日本株の底値買いは超短期のリバウンド狙いで
日本株の底値買いはこのようにズルズルと行ってしまう可能性がありますので超短期でのリバウンド狙いしかできないと思います。
そういう「突っ込み買い」は海外FXのCFDで行うのが安全でかつ利益が大きいと思います。