私も今の家を買うときに各社の住宅ローンの比較を行いました。
その中でイオン銀行のサービスはとても魅力的で気持ちが動きましたが、この有利さは、あくまで「イオンが近くにある」というのが前提となるので、断念した経緯があります。
もし「イオンが近くにある」家を買う予定で、住宅ローンを検討しているのならば、検討してみることをおすすめします。
金利を比較ではイオン銀行の住宅ローンは一歩劣るが
この記事を書いてある時点（2019/2/21）での住宅ローン（変動型）金利は0.52%と最安の住信SBIネット銀行やソニー銀行の0.457％と比べると一歩劣ります。
保険などの付帯サービスは各社特徴はあるもののあまり変わりませんから、これだけ見るとイオン銀行の住宅ローンには競争力はありません。
しかしイオン銀行の住宅ローンには強力な隠し技が存在しています。
それが「イオンセレクトクラブ」に入会できるというサービスで、入会条件は次のとおりです。
①イオン銀行住宅ローン（借入金額1,000万円以上かつ借入期間10年以上）の借入れ
②イオンカードセレクトの入会
この２つの条件を満たすと「イオンセレクトクラブ」に入会となり、「イオンゴールドカードセレクト」が発行されます。
イオンでの買い物が「毎日」5%OFFなど特典多数
イオン銀行の「住宅ローン」ご契約者さま限定特典（イオンセレクトクラブ）として次の特典が付与されます。
①イオンでの買い物が毎日5%OFF
②イオン銀行の定期預金金利優遇
③イオングループ各社からの特典
④イオンカードセレクト特典
⑤イオンゴールドカードの発行
この中で最も強力な特典は①のイオンでの買い物が毎日5%OFFです。
毎日5%OFFはかなり強力
近くにイオンがあれば毎日の買い物はほぼイオンですることになると思われます。
この買い物が毎日全て（一部商品を除く）が5%OFFになるのですから、これはなかり強力なサービスです。
毎日の買い物を１日2,000円したとして月60,000円ですから、自動的に3,000円は得してしまいます。
上限は借入年間90万円（月当たり75,000円）となります（当初借入額2,000万円以上の場合）ので、最大限利用すると年額45,000円、５年で225,000円分得することになり、このサービスを最大5年間受けることができます。
住宅ローン借り入れが2,000万円とすると金利差0.063%は年間12,600円となります。225,000円÷12,600円=17.8となりますので、金利の高い分は補って余りあるかと思います。（返済して元本が減少すると金利差分も減少していくため）
イオンカードセレクト特典とゴールドカード特典
毎日5%OFFのおまけで付いてくる特典ですが、イオンやイオン銀行を利用するのであれば、これもなかなか強力です。
イオンカードセレクト特典
①毎月5のつく日（5日・15日・25日）は「お客さまわくわくデー」でときめきポイント/WAONポイント2倍。
②口座振替またはクレジットカードで各種公共料金を決済で、毎月（1件につき）5WAONポイント。
③イオン銀行を給与振込口座にすると毎月10WAONポイント
など地味ですが、イオンの利用やイオン銀行の口座を持つことにより副次的にポイントがたまっていきます。
なお、このイオンカードセレクトというサービスはイオンカードセレクトを持つだけで受けることができます。
イオンの利用の多い方は特典も多いですので、イオンカードセレクトには加入しておいて損はないと思います。
イオンゴールドカード特典
またイオンゴールドカード特典は年会費無料の招待制のゴールドカードです。イオン銀行で住宅ローンを組むと招待されます。
特典としては全国のイオンラウンジや羽田空港国内線ラウンジサービスがあります。中でもイオンで買い物する機会が多い場合にイオンラウンジで休憩できるのは大きいです。特に奥さんや子供の買い物が長い時には重宝します。
加えて海外旅行傷害保険の付与というサービスがありますが、これはこれまで自動付帯だったものが2019年4月1日から利用付帯に変更になったので魅力はなくなりました。（補償額は上がっていますが旅行代金等をイオンゴールドカードで支払うことが条件となりました。）
イオンで買い物の多い人は選択肢に加えるべき
イオン銀行の住宅ローンは単独では金利が高めですので、正直なところあまり魅力はありません。
ただしイオンで買い物を頻繁にする人であればイオンのサービスを手厚く受けられますので、金利の負担分を越えてメリットがあります。
新居がイオンの近くと言う方は有力な選択肢の一つとして考慮にいれるべきかと思います。
