金融・投資信託

10年来高値投資の状況(2025年7月3日現在)

10年来高値を付けた銘柄を買う投資法を3年以上続けています。

最近は1日の追加投資額を5000円と決めていて、その日に10年来高値を付けた銘柄を10,000円~15,000円程度買い、5000円との差額をポートフォリオの中でパフォーマンスの悪い銘柄を売るという手法を取っています。

TOPIXに比べて年間で10%位はアウトパフォームしているようですので調子は良いです。

売買は日興のキンカブで行っています。100円単位の金額売買が可能ですので株式の単位にかかわらずに売買できますので非常に重宝しています。

2025年7月3日時点の好成績銘柄(含み益80%以上)

順位 コード 銘柄 上昇率(%)
1 7011 重工 426.39
2 5803 フジクラ 283.75
3 9066 日新 187.13
4 7012 川重 171.92
5 6501 日立 151.15
6 7972 イトーキ 130.91
7 7003 三井ES 128.78
8 8766 東京海上 109.33
9 8136 サンリオ 109.16
10 8306 三菱銀 106.5
11 6701 NEC 103.87
12 9302 三井倉庫 100.83
13 8714 池田泉州 99.63
14 6772 コスモス電 99.3
15 6507 シンフォニア 96.7
16 3489 フェイスネット 92.57
17 6675 サクサ 91.79
18 5602 栗本鉄 91.66
19 1942 関電工 91.05
20 5805 SWCC 86.81
21 1969 高砂熱学 86.58
22 6857 アドバンテスト 85.81
23 8214 AOKIHD 83.6
24 3486 グローバルリンク 83.3
25 7936 アシックス 82.71
26 8058 三菱商事 82.44
27 3328 BEENOS 81.25
28 8337 千葉興銀 80.73
29 6368 オルガノ 80.19

上位陣は特に変わらずです。この3年間でかなり上がりました。

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今回は上位3銘柄の解説を行います。

三菱重工(7011)株価上昇理由

1.好調な業績: 2025年3月期決算で大幅な増収増益を達成し、2026年3月期も増収増益を見込むなど、堅調な業績が続いていること。特に受注高が全セグメントで増加しており、今後の売上成長への期待が高いです。

2.成長分野の牽引:

エナジー事業: 世界的な電力需要の増加、脱炭素化の動きに伴う高効率ガスタービン(GTCC)の需要拡大。三菱重工は高効率ガスタービンで世界トップクラスの技術とシェアを持ち、大型受注を獲得しています。データセンター需要の拡大も、安定した電源供給としてのガスタービンの役割を強めています。

航空・防衛・宇宙事業: 地政学リスクの高まりや各国の防衛費増額(特に日本の防衛力強化)を背景に、戦闘機、ミサイル、艦艇、ロケットなどの防衛・宇宙関連事業の受注が大幅に増加していること。

3.アナリスト評価の向上: 複数の証券アナリストが「強気買い」の評価を与え、目標株価を引き上げていることも投資家の買いを促しています。

フジクラ(5803)株価上昇理由

1. AIデータセンター向け需要の急増と情報通信事業の好調
光ファイバーケーブル需要の拡大: AI(人工知能)の進化に伴い、大規模なデータセンターの構築が世界中で加速しています。これらのデータセンターでは、膨大なデータを高速でやり取りする必要があるため、従来の銅線ケーブルに比べてはるかに高速で大容量のデータ伝送が可能な光ファイバーケーブルの需要が爆発的に増加しています。

フジクラの強み: フジクラは「電線御三家」の一つであり、光ファイバーおよび関連製品(光ファイバー融着接続機など)において高い技術力と世界トップクラスのシェアを持っています。データセンター向けの光ファイバーケーブルや、高密度実装が可能な「SWR® (Spider Web Ribbon®)」や「WTC® (Wrapping Tube Cable®)」といった独自技術を用いた製品が、市場ニーズに合致し、売上を大きく牽引しています。

米国市場への貢献: フジクラの売上高の約4割弱を米国市場が占めており、米国におけるAI関連インフラ整備の加速が直接的にフジクラの業績に貢献しています。特に、米国での光ファイバーケーブル事業の拡大に大型投資を行うなど、今後の需要増に対応する姿勢が評価されています。

2. 堅調な業績推移と増配
好調な決算: 2025年3月期の連結経常利益は前期比96.8%増と大幅な拡大を達成し、特に直近の四半期(1-3月期)では売上営業利益率が急改善するなど、収益性が向上しています。

増配: 前期の年間配当を大幅に増額し、今期も増配方針を示すなど、株主還元への積極的な姿勢も投資家から好感されています。これにより、株式の魅力が高まっています。

多角的な事業構造: 情報通信事業以外にも、自動車事業(EV用ワイヤハーネスなど)、エレクトロニクス事業(FPC、コネクタなど)、エネルギー事業(電力ケーブル、再生可能エネルギー関連など)と多角的な事業展開をしており、これらも全体の収益に貢献しています。特に、自動車事業では費用削減や顧客とのコスト負担適正化が進み、収益改善に寄与しています。

3. 再生可能エネルギー関連事業への貢献
脱炭素化の追い風: 再生可能エネルギーの普及拡大に伴い、発電所からの送電ケーブルや関連設備への需要が増加しています。フジクラは、電力インフラに不可欠な製品を提供しており、この分野でも貢献しています。

日新(9066)株価上昇理由

1.MBO(公開買い付け)の発表:

株式会社日新は、既存の経営陣が参加する形で、ベインキャピタルが設立した株式会社BCJ-98による株式公開買い付け(TOB)を実施することを発表しました。

このTOBは、日新の普通株式を非公開化することを目的としており、通常、TOB価格は市場株価に一定のプレミアム(上乗せ)を加えて設定されます。これにより、既存株主は市場価格よりも高い価格で株式を売却できる期待が生まれます。

株探などの情報源からも「日新がMBOを実施する理由」として、成長性に対する株式市場の評価向上を課題とし、株主還元強化を打ち出していたことが背景にあるとされています。

2.買い付け価格へのサヤ寄せ:

TOB価格が設定されると、市場株価はその価格に近づく傾向があります。TOB価格が現在の市場価格よりも高い場合、株価はTOB価格に向けて上昇します。

実際に、日新の株価はMBO発表後に急騰しており、公開買い付け価格へのサヤ寄せが進行している状況です。

3.株主還元の強化と企業価値向上への期待:

MBOの目的の一つとして、非公開化によって短期的な株価変動にとらわれず、中長期的な視点での企業価値向上や大胆な事業戦略の実行が可能になる点が挙げられます。

また、MBOの発表に先立って、日新が「4期連続増配」を発表し、配当利回りが大幅にアップしたことも、株主還元への意識の高さを示しており、TOB価格への期待を高める要因となりました。

政策保有株式の売却なども行われており、財務体質の改善や効率化への取り組みも進んでいます。