某大物ブロガーが取り上げたらしくトライオートFX・ETFが流行っているようです。
トライオートFX・ETFというのは、レンジを決めてその範囲内で売り買いを繰り返す「トラリピ」を自動化したものですが、私としては危険なのでおすすめしません。
たまたまボラブリティの低いレンジ相場が続い、て長期間利益が出続けたのからかと思われますが、私から見ると「このような危険でかつ勝算の低いものをよくやるな」というのが正直な感想です。
そう思っていたところ、トライオートFX・ETFを取り上げていた人の中には、年末年始の相場の急変でブログの更新をしなくなってしまった方も見受けられます。
アフィリエイト収益が見込めるので強く推していたのでしょうが、それに乗せられて結局は多数の犠牲者が出るのは避けられないかなと思って見ています。
トライオートFX・ETFは危険だと思う理由
スプレッドが広すぎる
興味を持って調べてみましたが、トライオートFX・ETFはスプレッドが広すぎ(マークアップを取られる)ます。
ここまでスプレッドが広いと、長い間取引していると手数料でどんどん削られていき証拠金がなくなってしまい、儲かるのはFX業者だけということになります。
勝てるなら、このくらいのコストは吸収できると考えるかもしれませんが、年末の為替や株式市場の急変を見ればそうは言ってられません。
結局は証拠金を全て失い、手数料をせしめた業者の独り勝ちということになります。
証拠金に対するポジションが大きすぎる
実はこちら方がもっと深刻で、証拠金に対するポジションサイズが大きすぎると、短期的には目覚ましく勝てるように思えても、長い目で見ると必ず負けます。
これはギャンブルの理論として数学的に証明されています。
レバレッジはかけすぎると「必ず負ける」のです。
詳しくはこちらのリンクをご覧ください。⇒ ケリー基準
相場が落ち着いているときは面白いように勝てるでしょうが、2018年末~19年初のように相場のボラブリティが大きくなるあっさりと破綻してしまいます。
初心者が陥りやすい陥穽ですので、十分に注意してもらいたいと思います。
低レバレッジで少しの利益を確実に手に入れる
この二つに注意すれば、この「トラリピ」と言われる手法は、実はなかなか面白いなと思っています。
低レバレッジで行い、相場の方向性さえ見失わなければ、大きな利益は出ませんが、小さな利益を確実に利益が積み上げて行けそうです。
「トラリピ」私の取引ルール
①円ドルを買いのみで行う。
長期的に円安方向に進むであろうという予測で行います。
②スワップがもらえる方向で行う。
トラリピは反対方向に相場が進んだ場合には耐えるだけなので、長期間の保有が前提。したがってそれに耐えられるようスワップがもらえる方で行う。円ドルの「買い」というのはまさにその方向。
③円ドル相場が70円まで円高になっても耐えられるように行う。
円ドルは現在110円として半値になって55円。つまりレバレッジは2倍程度で行うのが良いということ。
④FX業者は海外業者のXMを利用。
XMを利用すると口座開設ボーナス3,000円、さらに入金すると500ドルまで100%の入金ボーナスがもらえます。(ただし証拠金のみに使え、実際に出金はできません)
これを利用することで(55,000円程度までは)入金額は半分で済みます。これを利用することでレバレッジがさらに倍の4倍になります。
またXMにはマイクロ口座と言って10通貨単位から取引できる口座があります。この口座を使うことで少額の取引やきめの細かい単位での取引が可能です。
さらに重要なサービスとして、XMは日本の業者にはない「0カットサービス」というものがあり、急な相場変動で口座がマイナスになっても証拠金がなくなるだけで「追証」は請求されません。そうそう破綻することはないかと思いますが、もしもの時の安心があるというのは心強いです。
⑤取引の自動化をしたい場合
XMはMT4と呼ばれる取引ツールに対応していますので、ソフトを用いて取引の自動化が可能です。トラリピのような簡単なロジックですと安い値段であるかと思います。
私は実際にやっていて、取引記録を別ブログで紹介しています。よろしければご覧ください。