とてもお得だった楽天証券の「つみたてnisa毎日100円投信」のメリットが消滅しました。
積立するだけで3%分の楽天ポイントをゲットできた「投信積立注文における自動入金(スイープ)方法」が変更されるというメールが来て、その内容はこれまでのメリットが完全消滅するという内容でした。
とてつもなくお得だった自動入金(スイープ)
今まで楽天証券⇔楽天銀行のマネースイープ機能を利用して「毎日100円積立」を15本設定すると、それぞれが楽天銀行からの取引とカウントされ、1日15回取引されたとされました。
楽天銀行での取引が月30回以上ですと「スーパーVIP」のステータスが得られ、取引1回につき楽天ポイントが3ポイントもらえるようになります。
月に20日積立ますので、余裕で「スーパーVIP」のステータスをゲットできます。
その結果、1日で3P×15回の45ポイントがもらえることとなります。(月20日取引すると900ポイント)
1500円の投資で45ポイントですから、楽天ポイントを1ポイント1円と換算すると、実に3%の「利回り」が得られました。
この低金利の中で投信を買うだけで3%の利益ですから、ほぼ「負けることがない」投資と考えてもよい「美味しい」投資環境でした。
1日15回⇒1日1回に変更
これが楽天証券の規約変更により、積立のマネースイープを1回ごとではなく、1日単位に変更されることになりました。
通知メールの内容です。
2019年6月21日配信━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【マネーブリッジ】投信積立注文における自動入金(スイープ)方法の変更について ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽天銀行との口座連携サービス「マネーブリッジ」をご利用しているお客様にお知らせしております。 7月17日(水)の投信積立の注文より、自動入金(スイープ)の取扱い方法の変更をいたします。 これまでは同一日に複数の投信注文が発生した場合、注文一件ごとに不足資金を楽天銀行普通預金口座から自動入金(スイープ)させていただいていましたが、投信積立利用者の増加にともなうシステム負荷の軽減のため、7月17日(水)以降は、不足資金を一日一回にまとめて楽天銀行から自動入金(スイープ)する方法に変更いたします。 今回の変更は、積立設定の引落方法「証券口座」を選択し、「マネーブリッジ・自動入金(スイープ)」を利用されている投信注文が対象となります。なお、本件にともない、お客様の特段のお手続き等はございません。 ■変更例積立設定を10件設定中。(買付条件はともに積立設定日を25日、積立金額を1,000円と設定)これまで → 毎月25日の早朝に10件の投信注文が作成され、各注文の1,000円の自動入金(スイープ)が10件発生。7月17日(水)以降 → 7月25日(木)早朝に10件の投信注文が作成され、合算された10,000円の自動入金(スイープ)が発生。 ※楽天証券の買付可能額と楽天銀行利用可能額の合計が積立金額に満たない場合は、積立注文は作成されません。※上記は楽天証券での買付可能額が0円であり、楽天銀行利用可能額を利用するケースとなります。※ウェブログイン後「入出金・振替>入出金履歴」には、注文ごとに該当する入金額ではなく、合算して入金された金額が表示されます。 ▼投信積立注文における自動入金(スイープ)方法の変更に関する詳細はこちら▼https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20190614-05.html ────────────────────各取扱商品等の取引には所定の手数料や諸経費等がかかります。また、各取扱商品等は価格の変動等によって損失が生じるおそれがあります。楽天証券ウェブサイトの「投資にかかる手数料等およびリスク」ページや、取引説明書、取引約款・規定等をよくお読みになり、内容について十分にご理解ください。なお、本メールに掲載している内容は情報提供を目的としており、特定の商品、個別銘柄、取引手法等を推奨するものではありません。最終的な投資決定はお客様ご自身で判断していただくようにお願いいたします。掲載している内容は予告なしに変更または中止する場合がありますので、必ず最新の情報をご確認ください。▼投資にかかる手数料等およびリスクhttps://www.rakuten-sec.co.jp/web/company/risk.html ※勉強会や講演会では紹介する商品等の勧誘を行うことがあります。────────────────────本メールは重要なご連絡のため、メールアドレスを登録された全てのお客様に送信しております。ご質問等は、楽天証券カスタマーサービスセンターまでお気軽にお問い合わせください。────────────────────楽天証券カスタマーサービスセンター(営業時間:平日8時-18時)フリーダイヤル:0120-41-1004携帯電話からは:0570-07-1004 または03-6739-3333 (通話料有料)https://www.rakuten-sec.co.jp/web/support/────────────────────楽天証券株式会社 https://www.rakuten-sec.co.jp/東京都世田谷区玉川1-14-1金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第195号、商品先物取引業者加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会 |
システム負荷の軽減と言っていますが、本音では楽天ポイント負担に耐えきれなくなったと考えていいでしょう。
常識的に考えて、100円の投信購入に3円のおまけをつけていたら「赤字」になるのは間違いないところです。
これまでは、つみたてNISAの顧客獲得のために、あえて目を瞑っていたシステム上の穴であり「赤字」でしたが、顧客獲得も一段落したと考えて、それをつぶしに来たというところでしょうか。
もらえるポイントは実に1/20に
これまで1日15件、月20日で約900ポイントもらえていたのが、どのくらいになってしまうでしょうか。
まずが件数ですが 1日1件に変更になった結果、月20件ほどに大幅に縮小されます。
月20件ですのでステータスもプレミアムに格下げになり、1件に付き2ポイントと単価も減ってしまうます。
その結果、1日2ポイントで20日間ですから、月40ポイントとなります。
これまでの900ポイントに比べ、実に1/20ほどです。
これでは「まいにち100円積立」をやるメリットはほぼ消滅と言って良いかもしれません。
今まではこのポイントをもらうために、ある意味購入する銘柄を増やしていましたがその必要はありません。
またSBI証券に比べて、大きなアドバンテージもなくなったとも言えるでしょう。