金融・投資信託

スーパーやコンビニでクレジットカードを使わないのは損だと思う。

近所のスーパーが改装されて、「半セルフレジ」なるものが導入されました。

これは商品のバーコード読み込みだけを店員さんが行い、お金の精算を前方に置かれた精算機で行います。

この精算機は2台置かれていて、一人がもたついても次のお客さんが待たされることがないという中々考えられた優れものです。

これまでレジで結構な時間待たされていましたが、改装以降はあまり待つことはなくなりました。

半セルフレジより早いクレジットカード決済

なかなか良く考えられている「半セルフレジ」ですが、それより圧倒的に早いのがクレジットカードでの決済です。

クレジットカードの場合は「半セルフレジ」に行って現金で決済することなく、その場で店員さんがカードを読み取らせて終了です。

以前のカード決済はサインが必要で時間がかかりましたが、このところ一定の金額まではノーサインで行けます(スーパーやコンビニでの通常の買い物の金額ならば大丈夫です)ので一瞬で終わります。

精算と言う何の生産性もない時間が、自分もお店側も短縮できるのですから、これこそまさにWIN-WINの関係です。

クレジット決済すればクレジットカードのポイントも貯まりますし、その人は「半セルフレジ」に行くことはありませんので、「半セルフレジ」の混雑解消にもつながります。

このように皆が得することにもなるにもかかわらず、スーパーのレジを見ていると8割以上の人が現金で精算をしています。

この現状が私には不思議で仕方ありません。

なぜ現金払いをするのか

使う側の立場からしても、レジの時間が短縮できるクレジットカード決済を、なぜ多くの人が使わないのか?

「半セルフレジ」で精算をしている人たちを見ながら考えてみました。

①クレジットカードを使う習慣がない。

この理由が一番大きそうです。現金で精算している人の多くは高齢者です。この人たちにクレジットカードを使って決済することに慣れさせるのは時間がかかりそうです。

高速道路のETCも普及までに時間がかかりました。世間がクレジットカード決済が当たり前になるまでにも時間がかかりそうです。

②お店から嫌がられるのではないかと思っている。

先ほども述べましたが、以前はクレジットカードでの決済には全てカードが必要で、手続きに時間がかかりましたから、お店にも後ろのお客さんにも顰蹙を買う結果となっていました。

その経験が「スーパーでクレジットカードを使うのは失礼」と思い込んでいる人がたくさんいるかと思います。(私もそうでした。)

しかし今は、少額の場合はサインなしの決済が導入され、時間がかかるということがなくなりました。

③カード会社の手数料でお店が損するので、店側が積極的に利用を促さなかった。

カードで決済すると、お店側が手数料をカード会社に取られるますので、それを嫌がっていた節もあります。

現在でも個人店などではカード決済不可という店があるのも同じ事情でしょう。

確かに手数料を取られてお店側の費用負担は増えますが、このところの人手不足でアルバイトの賃金が上昇していますし、そもそもお店を運営する人員を集めることも難しくなっていることを考えると、手数料の節減よりも、よりもクレジットカードを使ってもらって「必要人員を削減する」方がメリットが大きくなっています。

このような事を考え合わせると、クレジットカード決済を行うことの方が良いお客さんであり、クレジットを持っている人は積極的にクレジットカード決済を行うことが、お店のためにも、自分ためにもなるのではないかと思います。